良行日記

アニメ感想その他、ほぼ自分用

その向こう側の可能性を掴むお話―「蒼穹のファフナー THE BEYOND」10,11,12話ほか

向こう側へ

蒼穹のファフナー THE BEYOND」、三週目特典のファフナー色紙目的でまた見に行ったので、そろそろ感想を書こうと思う

前に言ったかもしれないが、見る前は喪失感を覚えるのではないかと不安だったのだが、見終わってみると本当に気持ちよく終わり、「これが『祝福』か…」という気分になった。ファン歴約5年と、それほど長いわけではないのだが、高校大学という青年期をともに過ごした作品として、俺の自分史にも大きな意味を持った作品でした

 

さて、私が思うに、「TBE」のテーマというのは、タイトルそのまま「BEYOND」、「向こう側へ」、かっこよく言えば「超越」といったものだろう。もちろん作品の解釈というのは受取手の感性によるし、特に「ファフナー」のような難解なものだと多様な見方があるはずだ。なのであくまで「俺のファフナー」、「オレファフ」の一つだと思って頂きたい

 

「超越」。何を超えるのかというと、それは今までの人間とフェストゥムとの関係であり、何かを犠牲に何かを得ることであり、メタ的にいえばこれまでの「蒼穹のファフナー」だ

そしてその「超越」をする主体が、新しい主人公である皆城総士だ。「TBE」は彼が美羽と共に「これまで」を否定し、それを乗り越え、新しい「可能性の地平」へとたどり着く。そういうストーリーだ

そして俺は、「現実」を甘んじて受け入れたままでいることを良しとせず、理想を掲げて、「それでもその先へ」行こうとするキャラクターが大好きなのだ。現実を分かってないとして嫌われがちなキャラクター像であるとは思うが、創作の世界くらいはそうした人間が報われてもいいだろう、そう思うのである

 

もともとは場面ごとに色々と感想や分析を書いていこうかなと思っていたのだが、最近本当に時間がないので、具体的なことを書き連ねていくのはやめよう

 

とにかく、「蒼穹のファフナー」は総士くんによって綺麗に「向こう側」を見せてくれた。ありがとうございました

 

 

ファイブスター物語

角川映画祭」で、「ファイブスター物語」を見てきた。以前一回だけ見たことはあったのだが、まさか劇場で見るチャンスがあるなんて思わなかった。ちなみに原作マンガは途中までは読んでいた。また今度読み直すかな

 

長い物語の冒頭部分だけの映像化なのだが、良くまとまってるお話だ。ナイトオブゴールドの登場は少しだけなのだが、その短い戦闘シーンのなかでカッコよさが凝縮されている。特にバスターランチャーを構えるところは最高だ

ロボットアニメの主人公が最初に搭乗するまでの話の重要性が良くわかる作品ですね

 

 

「白い砂のアクアトープ」21話

くくるが仕事サボって休んでいるという雰囲気が最高だったね。沖縄の美麗な自然を描いた背景が素晴らしい。なんというか、見ていて自分の周りの環境と対比して死にたくなるような感じさえする。アクアトープは「雰囲気アニメ」なんだよな