自分史の中のアニメー「∀ガンダム」ほか

アニメの「共時性」

youtubeのガンダム公式チャンネルで毎週見ていた「∀ガンダム」を、ようやく最後まで見終えた。途中で配信していない期間もあったので、実際1年半以上かかったか？総集編映画も配信していて、それを見ていたので内容は知っていたのだが、やはりTVアニメで見ていくと感動もひとしおだ

最近はガンダムだけじゃなくて、youtubeで毎週配信してるアニメや特撮を見たりしているのだが、配信とはいえ一気見するのとは違う楽しさがある

アニメの楽しみ方の一つは、やはり「共時性」だろう。たまたまかもしれないが、同じクールに似たような内容の作品があったり、時事問題と放送しているアニメが関わってくることも多々ある。「まどマギ」だったり「school days」の放送延期もそういう類のものだ

旧作の配信は、それほどの話題性や社会との共時性はないが、自分の中での出来事と結びついていく。「中学の入学式前日の夜にガルガンティアを見てたなぁ」とか、「大学三年の秋はクソ忙しかったな～。そういえばあの時は∀を見てたなぁ」という具合に、自分史の振り返りの中にアニメが入ってくる。アニメファンとしては、そういう語りをするのが楽しくて仕方がないんだ

気になった作品を一気見するのも、それはそれで思い出になるが、週一でじっくり見ていった方が、より記憶に残りやすい。そういう点で言えば、アニメの毎週放送は素晴らしいシステムだなと思う。毎週放送がアニメ制作への負担を増大させたという話は聞くが

自分史の中の他の出来事との関連と、社会における他者との一体感をも楽しむ共時的体験、そのどちらもアニメを通して味わっていくのが、「アニメオタク」というものなのかもしれない

あ、ちなみに「∀」の内容についても語りたさはあるんだけど、如何せん長い話だし、体系立てた語りができる自身もないので、とりあえずは措いておく

箇条書きするのであれば、前半のどうしようもなく戦争に向かっていく感じ、核兵器をめぐるアレコレ、MSのデザインなど、たぶんガンダムで一番好きですね

「暗殺貴族」3話

無茶苦茶にみえて、結構設定がちゃんとしてるし面白いのがどこか悔しい…

魔法の技術で兵器を再現すれば、単純な両者よりも強くなるというのは大好きですね

「86」14話

このアニメを俺があまり楽しめてなかった理由がやっとわかった。戦闘シーンが面白くないんだよな

動きの描写には向かないであろうラノベ原作だし、人間模様がメインの作品だってのは分かるけど、良い3DCG使ってるんだしもうちょっと戦争そのものを見ごたえあるように描けないものかね。戦争が悲劇(ドラマ)を作るための道具に過ぎない使われ方なんだよなー

「コードギアス」4話

相変わらず本当に面白いなこのアニメは。世界観の説明とか、ディートハルトの心境の描き方とか、緊張感のある場面の作り方とか、何をとっても上手いわ。またセリフ選びもかっこよくてすごいんだよな～

おわり