良行日記

アニメ感想その他、ほぼ自分用

「セカイ」、感じるんでしたよね?―「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ほか

セカイ系というやつ

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」を観た

少し前に無印を見て、昨日一気に「AO」から「ハイエボリューション」までを視聴し、「なんかわけわからんな~」との感想を胸に、劇場に赴いた

 

直感的な感想は「何かよく分らんけど凄い映画だったな~」というものだった。ハッキリ言って劇中で何が起こっているのかは分からんのだけれど、映像の迫力と戦闘シーン、特に爆発の凄まじさに引き込まれ、すげ~となった

序盤の巨大なもの同士が戦う特撮的構図とか、アクエリオンチックな合体シーンとか、ダイナミックなシーンだけじゃなく冬のドイツの寒そうな雰囲気だとか、とにかく映像の魅力というものがすごかったな

 

セカイ系」という言葉も流行らなくなって久しい。多分オタク的な「世代」としては俺より一回りか二回りくらい大きい人たちに直撃の概念で、正直セカイ系とは何なのかもよくわからないし、分かろうとする努力も面倒なくらいに曖昧で大きい概念なんだろうという感じはする

しかし、この度「エウレカセブン」シリーズを観てみて、「これが『セカイ系』ってことなのかな~」って感じがした。なんというか、「セカイ」を感じるんだよね(は?)

wikipediaの「セカイ系」ページに乗ってる、「きみとぼく」とか、「自意識の世界」だとか、そういうワードに引っかかるというのもそうなんだけど、今日「EUREKA」を観て特に、映像の雰囲気から「セカイ」を感じた。多分、「セカイ系」という曖昧な概念が広まった過程でも、今の俺みたいな「なんとなく『セカイ』を感じる」って人がたくさんいたんだろうな

 

セカイ系」といえば「エヴァンゲリオン」だと思うのだが、今年2021年は「エヴァ」が終わり「ファフナー」が終わり「エウレカ」が終わった、「セカイ系」と呼ばれるものの終わりの年であるような感も受ける。どの作品も、「子供」だとか「次世代」というものを強く意識した内容だったように感じる

アニメ界においてはもはやこういう作品の役割というものが終わり、新たなフェーズ(=世代)に移行していくのだろうか。誰か、東浩紀あたりの批評家が改めて「セカイ系」の総括でもしてくれないかな~

 

「闘神機ジーズフレーム」8話

大人が大人として活躍してる、オタクが好きそうな回。いろんな分野の専門家が集まって上層部に隠れて作戦を実行する、これ一本で映画作れそうな感じの内容。王道なアツい展開ではあるんだけど、でも日本的ロボットアニメではあまり見ないなーとも思うので、ここに入れたのは素直にすごいわ、このアニメ

 

「見える子ちゃん」9話

怖い時に我慢せずに叫べることの安心感というものを気付かせてくれるのはすごい。やっぱり俺の「見える子ちゃん、セクハラ受けてる女性の暗喩説」が現実味を帯びてきたんじゃないですか??

 

「暗殺貴族」8話

一回主人公に暗殺者以外の道も検討させて、それから初仕事を任せるというのが良かったな。やっぱ話の作りがかなりうまいんだよな~

 

 

おわり